フットケア・足病外来のご紹介
2025年4月より当クリニックで、フットケア・足病外来を始めました!
足の病気には、誰にでも起こりうる巻き爪、タコ・ウオノメなどのトラブル、足に合わない靴が原因で起こる外反母趾から、糖尿病や喫煙など動脈硬化に関連した足病変、足のむくみによる皮膚炎・潰瘍など様々な種類がありますが、当クリニックのフットケア・足病外来ではこれら全てに対して診療を行っています。
『足(脚)』と言っても、医学的な専門領域としては皮膚科や整形外科、形成外科、血管外科そして循環器内科領域と広い分野にまたがるため、多くの方が『どの診療科を受診したらよいか分からない』と悩んでいるのをよく耳にします。
当クリニックでは循環器内科医の立場で、多くの足病変を経験してきた医師が足の診療を行います。必要に応じて他の医療機関とも連携をとりながら、総合的に診療を行っていきます。基本的には保険診療を行いますが、一部自費診療も提供しています。
フットケア外来の診療内容
①足病変の早期発見
糖尿病をはじめとする生活習慣病や進行した慢性腎臓病、さらには喫煙習慣などを有する場合には動脈硬化の進行に伴った心筋梗塞や脳梗塞と同様に足の血流低下(下肢閉塞性動脈疾患)を引き起こします。血流が悪くなった足は傷の治りが悪く、また細菌感染などを起こしやすい状態にあるため、最悪の場合には下肢切断という結果をもたらします。切断から足を守るためには、早期発見・早期治療が重要です。
まずは、基礎疾患や生活習慣、履物の習慣を詳細に確認し、足の観察(血流障害、神経障害、変形の有無を評価)を行い、必要に応じて血液検査や動脈硬化の検査、レントゲンなどを行います。血流障害が疑われる場合には超音波検査まで行い、病態に応じて適切な医療機関に紹介します。
②足病変予防のためのフットケア
基礎疾患やリスクのある方においては、最大の予防は定期的なケアです。皮膚や爪のケアを行うだけではなく、履物についての評価やアドバイス、さらには自宅でのケアの仕方についても指導を行います。定期的なケアを行うことで、万が一病変ができた場合にも早期発見が可能となり、適切な治療をすぐに始めることができます。
③むくみ(浮腫)、うっ滞性皮膚炎など
むくみ(浮腫)は身近な症状である一方で、原因は心臓・腎臓・肝臓などの機能低下、甲状腺機能障害、血栓症、静脈の還流障害や薬剤など多岐に渡り、症状に対する介入はもちろんのこと、原因の特定が根本的な治療への近道となります。
近年では高齢化が進み、ご高齢の方の筋力低下や運動量の低下によるむくみが多く見られます。脚は第2の心臓とも呼ばれ、重力に抗って心臓に静脈血を還すためにふくらはぎの筋肉の働きが重要ですが、筋力低下や運動量の低下によってこの心臓に還す力が十分でないことがむくみをもたらします(静脈還流障害によるむくみ)。これを放置していると、足が重く歩きにくいために活動性が低下し、更なる筋力低下につながり、高齢者においては転倒リスクの増大をもたらします。うっ滞性皮膚炎を合併した場合には色素沈着を呈することがありますが、さらに潰瘍を形成した場合には難治性で、長い期間痛い思いをすることになります。
治療で用いる着圧ソックスや弾性包帯は筋肉によるポンプの機能を肩代わりして、静脈血の心臓への還りをサポートすることで、むくみを改善・予防します。当クリニックでは個々の患者さんの足の径や活動レベルなどから適切な着圧ソックスや弾性包帯をお勧めし、快適に歩けるようにサポートします。
診察は保険診療ですが、着圧ソックスや弾性包帯の購入は保険ではなく、実費でご購入頂きます。
④巻き爪・陥入爪の治療
ご高齢の方のみならず、働き盛りの世代や学生さんやお子さんも、巻き爪・陥入爪を引き起こすことがあります。強い痛みのために履物が履けず、布団が当たるだけでも痛いなど、症状が非常に強い方も少なくありません。
爪の日常的なケアの仕方や履物の指導などの生活指導を行いながら、適切な治療法を提案します。ワイヤーによる矯正治療は様々存在しますが、当クリニックではVHOと呼ばれるワイヤー矯正法をお勧めしています。この方法は皮膚や爪に傷を作ることなく、爪を両側から引き上げる方法で、施術直後より痛みから解放されます。個人差はありますが、爪が伸びて、ワイヤーが爪の先端まで来る頃にワイヤー交換を行っていきます(概ね3カ月毎)。爪の根本から先端まで矯正するのに約1年かかかります。VHOによる矯正法は保険ではなく自費診療となります。具体的な費用については下記『価格一覧』をご参照ください。ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
治療経過の一例
- 01
治療前

- 02
治療開始1か月後

- 03
治療開始 約1年後

⑤適切なフットウエア、オーダーメイドインソールの提案、作成
さまざまな足のトラブルに対して、履物は時に凶器となり得るものです。すべての足トラブルの方に靴の選択や履き方の習慣を確認し、指導を行っていきます。必要に応じて、新しい靴や室内履きを提案することもあります。また当クリニックは『みうら義肢製作所(必要時に三次市より来院)』と連携し、適応疾患がある場合は保険診療でオーダーメイドによるインソール作成を行います。
価格一覧
巻き爪ワイヤー矯正:VHO
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初回1趾 ¥10,000 (税抜き)
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2回目以降 前回のワイヤーを継続して使用できる場合 ¥6,500 (税抜き)
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2回目以降 新たなワイヤーを使用する場合 ¥10,000 (税抜き)
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チェックのみ ¥1,000 (税抜き)
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ワイヤー除去のみ ¥1,000 (税抜き)
着圧ソックスや弾性包帯、インソール等の価格は、選択するサイズやメーカー、圧迫の種類などにより、価格が異なるため、その都度説明します。
*選定療養費について
足の診療は内科診療と比して、お1人お1人に時間を要します。
当クリニックでは足の診療を受けられる方には別途選定療養費(予約診療に基づく選定療養費)を頂戴しております。
選定療養費は以下の通りです。足診療の質の確保のためにご理解ください。
- 初診 ¥2,000 (税抜き)
- 再診 ¥1,000 (税抜き)

